元アバクロモデル、早過ぎる死

 一年の終わりに、悲しいニュースです。過去にアバクロモデルとして活躍したCharles Devoe(28)が、サーフィンの事故で亡くなりました。
 事故があったのは11月12日。ニューヨーク州ロッカウェイ・ビーチでサーフィン中、リーシュコードが木柱に絡まり、数分間海中に。ニューヨーク消防局のダイバーがコードを切って海中から救出しましたが、チャールズは昏睡状態に陥り、先週金曜日(17日)に亡くなりました。
 チャールズは2004年にコロラド大学を卒業後、NYでモデルとして活躍。過去にアバクロンビー&フィッチほか、アンクラインやドルチェ&ガッバーナのキャンペーン広告モデルとしても登場しています。また、VOGUE Nipponにも登場したことがあるそうなので、もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんね。
 まだ若く、前途有望なモデルの早過ぎる死に、家族や友人は勿論のこと、多くの関係者が心を痛めていることでしょう。こう言うと何だか軽く響いてしまう嫌いがあるのですが、ご愁傷様です。
(2010年12月21日)

ソース:2010年12月18日 THE HUFFINGTON POST "Charles Devoe Dead"
2010年12月20日 amNEW YORK "Male model in coma from surfing accident dies"


元アバクロモデルの注目株、チェイス・クロフォード

 ティーンの間でザック・エフロン(『ハイスクール・ミュージカル』)と人気を二分している若手俳優と言えば? それはチェイス・クロフォード(写真右)。海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のヤング版、『ゴシップガール』のネイト役としてお馴染みですが、彼もまた、元アバクロモデルの一人です。
 1985年7月18日、テキサス州生まれの25歳(2010年12月現在)。父は皮膚科医、母は教師、妹キャンディスは2008年ミス・ミズーリ州(ミスコン)という華やかな家庭。大学では広告やビジネス、コミュニケーションを専攻にしつつも進路を迷い、母の助言で俳優の道を志すことに。ちなみにモデルは高校時代に少し、といった程度。
 彼がほかの元アバクロモデルと違うのは、俳優業への腰の入れ方でしょうか。2006年にテレビ映画『Long Lost Son(原題)』に出演。その後、順調に出演作を重ね、映画『フットルース』リメイク版の主演をオファーされるまでに成長します。ちなみにこの役、先にザック・エフロンがオファーを受けたようですが、降板。そして、なんとチェイスも降板。代わりにインディー映画のコメディドラマ『Peace, Love, & Misunderstanding(原題)』(米国で2011年公開予定)に出演、『P.S.アイラブユー』のジェフリー・ディーン・モーガン、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のキャサリン・キーナーらと共演し、貴重な経験を積みました。ちなみに監督は『ドライビングMissデイジー』のブルース・ベレスフォード。
 この子はきっと、単なるモデルあがりのアイドル俳優では終わらない。そんな気がする、注目株です。
(2010年12月7日)



元アバクロモデルのアルバート・リード、キャノンCMに登場

アバクロモデル時代のアルバート・リード
 2004年にアバクロモデルとして活躍したアルバート・リード(25)。その後、2007年に米ピープル誌『最もセクシーな男性』の一人として選ばれるなど、セレブモデルとして成長を遂げました。そのアルバート君ですが、現在キャノン(EOS 5D MARKU“Kiss”)のコマーシャルに登場しています。
 日本では“コドモにキッス”という可愛らしいコンセプトで売り出し中の『EOS Kiss』ですが、米国では間逆のセクシー路線を展開。CMの内容は、警官に追い詰められた詐欺師(アルバート)が、一緒に逃亡中らしき女性と熱烈キスを交わし、共に橋から飛び降りる。その瞬間、車が派手に爆発……という、まるで映画のワンシーン。ちなみに場面が暗くて、アルバートの顔や表情は分かりません。そして、このドラマのどこにカメラ(商品)が出てきたんだろう……ポカンとなりつつ、ポイントはカメラじゃなくて熱い『キス』の方なのねと気付いたのでした。
 CMに興味のある方はキャノンのオフィシャルサイトで観られます。メイキング映像によると、どうやらCMの一部を商品(EOS)で撮影したようですね。
(2010年11月10日)


A&F“スクリーンテスト”コンテスト、勝者決定



 アバクロンビー&フィッチ“スクリーンテスト” コンテストの勝者、女性5名、男性5名の計10名が発表されました。上の写真が彼らの後姿(というよりお尻……)。フェイスブックでの一般投票を勝ち抜いた彼らの内たった一人が、映画のオーディションを受けられるようです。
 2010年7月に開始、9月上旬に締め切られたA&F“スクリーンテスト”コンテストですが、これは新学期(米国では9月にあたるback-to-school)を狙った、売上向上を目指すマーケティング戦略の一環として開催されました。参加条件は、アメリカ、カナダ、イギリス、日本の居住者かつ18歳以上であること(尚、アメリカとイギリスではA&Fジーンズの購入が必須)。未成年の場合は親の同意が必要。第一段階は写真審査※、第二段階はアバクロフェイスブックでの一般投票、第三段階で最終審査、という流れで行われました。賞品としてハリウッドへの旅行(約45万円)が用意されています。※提出する写真はお気に入りのアバクロジーンズ着用の上。
 コンテストの反響は上々で、目的としていた売上向上にも上手くつながったようです。勝者10名のお披露目が楽しみですね。
(2010年10月12日)



アバクロモデル、クロワッサンのつまみ食いでクビ

 男女30人のアバクロモデルが、モントーク(NY州ロードアイランド)のホテルに集合。アバクロ御用達の写真家ブルース・ウェーバーによる撮影が行われました。一日13時間、広告代理店のShahid & Co.は彼らの飲食、ワークアウト時間を細かく監視。7日間にわたり行われた撮影で、女性モデルのギャラは推定2,500ドル(約21万円)、男性モデルは1,500ドル(約12万5000円)。これに食事代として1日13ドル(約1000円)の支給があったとか。ちなみにこのギャラは相場に比べ、かなりの小額だそう。
 この撮影中、ベルギー人モデルのFlorian Van Bael君(写真右、20歳、身長186センチ)は、タイミングの悪いときにクロワッサンを食べてしまい、なんとそのせいで撮影から追い出されてしまいました=クビ。よほどお腹が空いていたのでしょうか。規則とはいえ、モデルの仕事も大変ですね。
(2010年10月7日)
ソース:2010年10月3日 New York Post "Slim pickings at Abercrombie nude shoot"





映画『ステップ・アップ3D(原題)』主演に元アバクロモデル

映画『ステップ・アップ3D』アバクロモデル時代のリック・マランブリ元アバクロモデルのリックとその妻
 2010年8月に全米公開された人気ダンス映画『ステップ・アップ』シリーズの第三弾、『ステップ・アップ3D(原題)』。シリーズ第一弾の主演はアバクロモデル出身のチャニング・テイタムでしたが、本作でも同様にアバクロモデル出身で俳優兼モデルのリック・マランブリが主演を務めています。
 リック・マランブリは1982年11月生まれの27歳(2010年8月現在)。フロリダ州出身。身長188センチ。
 まずはモデル業を始め、2004年アバクロサマーシーズンの広告に登場(写真中央)。2007年からTVドラマ・シリーズにちょい役で出演、俳優活動を開始。2009年にブルース・ウィリス主演のSFサスペンス『サロゲート』に出たりと、スクリーンへの登場は数回あるようですが、今回のように大きな露出は初めて。俳優としてのキャリアを、一段階上のレベルへもっていくことができたようです。でも、元アバクロモデルの同業者、アシュトン・カッチャーレベルまではもっていけるかな? 今年は女優兼モデルのリサ・マランブリ(一番右の写真)と結婚し、幸せいっぱいのリックです。
(2010年8月23日)



映画『トワイライト』シリーズのあの人は、元アバクロモデル!

アバクロモデル時代のケラン・ラッツ 世界中で記録的なヒットを飛ばしているヴァンパイア映画『トワイライト』シリーズ(四部作)。その中に、元アバクロモデルが出ています。チョイ役ではなく、シリーズを通して出ています。さて誰でしょう? 左の写真(2004年のA&Fカタログ)をよーく見て下さい……。
 正解は、ヴァンパイア一家の暴れん坊、エメット・カレン役のケラン・ラッツです。
 ケラン・ラッツは1985年3月15日生まれ、アメリカ ノース・ダコタ州出身。過去の出演作はテレビ映画や日本未公開作品、海外ドラマ・シリーズが主なようですが、今年(2010年)は『エルム街の悪夢』に出演。今後、ハリウッドの人気若手俳優としての活躍が期待できそうです。
 役者業と並行してモデル業も続けているようで、現在はカルバン・クラインの下着モデルとして同社ホームページで見事な体を披露しています。
 それにしても、まさかエメットが元アバクロモデルだったとは……でも確かにあの腹筋は、いかにもアバクロモデルらしいですね。
(2010年7月30日)


アバクロの歩く広告、ストアモデルたち

アバクロのストアモデル アバクロの魅力を最大限に体現すべく雇われた美しいストアモデルたち。歩く広告として笑顔を振りまく彼らは、ティーンの中でもトレンドセッターとなり得そうな美男美女ばかりです。これは、「格好いい子(既存客)が、さらに格好いい子(新顧客)を呼ぶ」という、同ブランド最高経営責任者ジェフリーズの持論に基づく戦略であり、ブランドにおけるこの美意識は徹底しています。
 事実、2007年3月にオープンしたロンドン旗艦店に、米国既存店と同じようなモデルタイプの販売員を揃えるため、ジェフリーズは14人ものリクルーターを雇ったそう。パブやクラブ、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション、チェルシー・スクール・オブ・アート、ジムといった場所で、ブランドに見合うアバクロ・タイプの子を次々スカウト。リクルーターらは最終的に、500人ほどのマッチを見つけたそうです。
 実際に採用された販売員の中には、ケンブリッジのラグビー選手(学生)、セミプロのフットボール選手、ウェルシュ・ナショナル・チームの水泳選手など、いずれも上半身裸の接客に対応できそうな面々が(写真参照)。
 ジェフリーズは、「彼らは(アバクロで)働けることを嬉しく思っているよ。だって、ほかの格好いい子たちに出会えるチャンスだからね」と、コメントしています。
 そしていつものことながら、接客・販売経験やプレゼンテーション能力といったスキルを度外視したその採用基準は、もちろん批判の対象となっています。果たして銀座出店の際は、どんな面々が揃うのか……といっても、まだまだ先の話ですね。
(10月5日2007年)


アバクロのモデルからハリウッドスターへ

アバクロモデル時代のチャニング・テイタム映画『ステップ・アップ』 アバクロのモデルからハリウッドスターへと、華麗なる転身を果たした人物といえば、アシュトン・カッチャーを思い浮かべる人も多いと思います。最近では映画『守護神』(2006)でケビン・コスナーと共演したりと、大活躍。デミ・ムーアの年の離れた夫としても有名です。
 さて、アシュトンの次に元アバクロモデルとしてブレイクしそうなのが、チャニング・テイタム。
 1980年4月生まれ、アラバマ州出身。2006年米製作のダンス映画『ステップ・アップ(日本では2007年3月17日公開)』に出演し、現在熱狂的な人気を集めています。
 モデルとしては、Vogueといったモード誌から、アバクロの競合であるアメリカン・イーグルの広告にも登場。そのほか、ノーティカ、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、エンポリオ・アルマーニなど、幅広く活躍したようです。
 そのほか、 リッキー・マーティンのミュージック・ビデオ『She Bangs』には、ダンサーとして参加。 映画では『コーチ・カーター』(2005)に、ライル役で出演しています。特に、2006年に米国で公開された『A Guide to Recognizing Your Saints(原題)』での演技が高く評価され、インディペンデント・スピリット賞(助演男優賞)にノミネートされました。この作品は同年開催されたサンダンス映画祭でも、注目を集めたようです。ちなみに内容は、1980年代のクイーンズを舞台に、頑固で反抗的な若者の成長を描いたドラマ作品。
 次回作(現在製作中)は、『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)のキンバリー・ピアース監督最新作となる 『Stop Loss(原題)』が控えています。イラク戦争を題材にしたドラマで、テイタムはライアン・フィリップの親友役、戦地から帰還した兵士を演じています。

『ステップ・アップ』2007年3月17日(土)全国ロードショー 監督:アン・フレッチャー 出演:チャニング・テイタム、ジェナ・ディーワン、マリオ、ドリュー・シドラ、レイチェル・グリフィス
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