7〜14歳向けのパッド入りプッシュアップビキニが大問題に
 2011年3月、アバクロ発の最もお騒がせニュースといえばこれでしょうか。アバクロの姉妹ブランド、アバクロンビーキッズが発売した7〜14歳向け『パッド入りビキニ』
 今回、何がそんなに物議を醸しているのかといえば、そのビキニが『パッド入りのプッシュアップ』タイプであること。
 プッシュアップブラと言えば、胸の周りの余分な肉をブラの中にギュッと集め、胸をより大きく見せるのが目的のもの。英語にすると『上げ底』という意味もあり、なるほど……と一人納得していましたが……。で、7歳児の胸にそんなビキニは必要ないだろうと親たちはあきれ、驚愕し、激怒しているわけです。
 商品名はその名も『“アシュレー”プッシュアップ・トライアングル』。三角形の形をした厚いパッド入りで、バストアップを目的とした7〜14歳用のビキニ。これはもう、買う買わないの消費者判断ではなく、販売すること自体が間違っているだろうと大騒動に。
 この批判に対しアバクロ側はまず、オンラインカタログの商品名から『プッシュアップ』という言葉を削除。その後、商品のターゲットを12歳以上に変更。そして最後に、オンラインカタログから商品自体を削除した、ということです。
(2011年4月26日)
ソース:2011年3月25日 FoxNews.com "Abercrombie & Fitch Sparks Outcry With Padded Bikini Tops for 8-Year-Olds"



【続報】ウィルトンモール(NY)アバクロ店、税率を1.5%高く課す
 約2週間前のニュースで紹介した標題の件(詳しくは二つ下のコラムを参照下さい)。通常7%であるはずの税率を、NY州ウィルトンモール内にあるアバクロ店で、誤って8.5%としていた、というニュースです。
 その後、NY州の税務機関が調査を続けていますが、その結果が消費者やマスコミに知らされることはないかもしれないと、ニュースチャンネル13が続報を伝えています。どうやら『納税者の秘密』を保護する法律により、調査機関も安易にコメントできないようです。
 余分に徴収された税金は今、どこに? アバクロンビー&フィッチ社か、それともNY州の手にあるのか。アバクロ店では、いつから誤った税率を適用していたのか。疑問は未だ未解決のまま。
 もしも手元にレシートがある場合は、余分に払った1.5%分を返金してもらえる申請書があるということですが、今のところ消費者に与えられている情報といえばこの程度。消えたお金の行方は? またの続報を待つとします。
(2011年2月3日)
ソース:2011年1月31日 WNYT.com "Dept. of Tax and Finance won't update Abercrombie probe"



映画『ハイスクール・ミュージカル』のスター、アバクロをクビに
 映画『ハイスクール・ミュージカル』のシャーペイ・エヴァンス役で御馴染み、アシュレイ・ティスデイル(25)。演技は勿論、歌って踊れるスターとして有名なアシュレイですが、この度アバクロでのバイトを解雇されたとしてニュースに。
 経緯はこう。TVドラマや映画の仕事の合間にアバクロでバイトをして稼ごうとしますが、運悪く自分を採用したマネジャーがクビに。それでも「いつからバイトを始められますか?」と店に聞きに行き、その後はTVドラマの仕事で忙しい一週間を過ごします。さあ社割りで洋服を購入しようとアバクロへ行き、レジで自分の従業員コードを伝えたところ……アシュレイに与えられていたはずのコードは抹消されていました。どうやら彼女がTVドラマの仕事に打ち込んでいた一週間の間に、店側はバイトに来てもらいたかったようで。結局、アシュレイは一日も店に立つことなくクビに
 アシュレイはレジでのやり取りを「『プリティ・ウーマン』みたいな気分だった。『それってどういう意味? 冗談でしょ? 私まだ働き始めてもいないのに……』って感じ」とコメント。
 店側とのやり取りにお互い誤解があったようですが、アバクロではセレブでも、約束を守らなければクビになるということですね。集客の面で、ブランドに多大な貢献を果たしたかもしれないアシュレイですが……約束は、自分が思うより重い、ということを学んだかな? 社会人の基本は報告・連絡・相談だ! 確認もね。
(2011年1月26日)
ソース:2011年1月26日 teenhollywood.com "Ashley Tisdale Fired from Abercrombie & Fitch"


ウィルトンモール(NY)アバクロ店、税率を1.5%高く課す
 米国では州によって税率が異なることを、ご存知でしょうか。隣の州の方が税率が低いから、洋服を買う時はそっちの州で……というのはよくある話です。
 さて、NY州サラトガスプリングスにあるウィルトンモールにあるアバクロ店で買い物をすると、レシートの税率表示は8.5%。同モール内のJCペニーで買い物をすると、その表示は7%。正しい税率は、後者の7%です。そう、なんとアバクロンビー&フィッチ店で、1.5%も高い税率が課せられていた、というニュース。
 いったい何故このようなことが起きたのか、いつから始まり、どの程度の金額の話なのか、真相は現在捜査中とのこと。
 もしもアバクロが徴収した税金全てをきちんとNY州に納めていれば、それは単なるうっかりミス、ということに。レシートを持っていれば、返金にも応じてもらえることでしょう。ですが、もしも多く徴収した1.5%分をアバクロ側がキープしていたとしたら……これは立派な犯罪です。尚、問題が発覚したウィルトンモールのアバクロ店は、先週末に閉店済みとのこと。
 このニュースは、是非続報が知りたいところです。たかが1.5%。されど1.5%。
(2011年1月19日)
ソース:2011年1月14日 WNYT.com "Abercrombie & Fitch or Aber-CON-bie & Fitch"








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