「アバクロの競合ブランドはどこでしょう」と聞かれて、どのあたりを想像しますか? ヤフーファイナンスといったサイトで一般的に『競合』として登場するブランドは、アメリカンイーグル・アウトフィッターズ、ギャップ、J.Crewグループあたりです。
つい先日、アパレルブランドJ.Crew(J.Crew Group, Inc.)が非公開投資会社に約30億ドル(約2,500億円)で買収されることが、正式に発表されました。結果、小売業界に大きなインパクトを与え、次なる買収はどのブランド? という話題が注目を集めているようです。そこに名が挙がったのが、なんとアバクンビー&フィッチとロス・ストア(Ross
Stores)。
有毒な科学物質を含む※として、多数の団体から抗議を受けているアバクロの男性用シグネチャー・コロン、『フィアース』。そう、お店にいくとプンプン香る、あの香水です。その『フィアース』を含むアバクロの香水が、(1オンス=28.41ml以下であれば)海外発送可能に、とのニュースが、アバクロから発進されました。
Teens Turning Greenというティーン団体が、親、環境衛生団体、医療機関など多数の集団を引き連れ、アバクロに対し、その店内外で同社の香水『フィアース(写真左)』を撒き散らさないよう、求めています。
『プロダクトプレイスメント』という言葉をご存知でしょうか? これは、『広告手法の一つで、映画やテレビドラマの劇中において、役者に特定の商品を絡ませるやり方』(ウィキペディアより引用)。
この不況下において、多くの小売店は苦戦をしいられています。そんな中、アバクロンビーは10ヶ月連続で同一店舗売上高が減少(2009年8月時点)。2009年6月には、アバクロの姉妹店で29店舗あったRUEHLを閉店すると発表しました。
何故、アバクロ店内は上半身裸の男だらけなのか。店頭で客を出迎えるグリーター、ポスターのモデル、壁に飾られた絵画の男、地下に置かれたブロンズ像(NY五番街店)。全員がムキムキバディを露出している……それならいっそ、客も皆でシャツを脱いじゃおうよ! と、思わずニヤついてしまうアイデアを思いついたのはImprov Everywhereの、ある捜査員。
彼らはアバクロストアの4フロアを均等にうめるべく、111人を誕生月別にグループ分け。さらに誕生年別に入店時間を分け、出きる限り自然な任務遂行を目指しました。そして午後4時37分ぴったりに、脱ぐ!
2005年11月、ニューヨーク五番街に5フロア分の巨大な旗艦店をオープンしたアバクロンビー・アンド・フィッチですが、また更に、ソーホーエリア(ブロードウェイとヒューストン通りの角)に、新たな旗艦店規模のショップをオープンするようです。
今週火曜日(07年8月7日)、A&F社はアジア初進出となる旗艦店を、2009年暮れ、東京
銀座にオープンすることを発表しました。建物はNYの建築デザイン事務所、Annabelle
Selldorfが手掛ける予定。同社は既に、A&FのNY、LA、ロンドンの旗艦店デザイン、内装を手掛けています(写真右-Annabelle
Selldorfサイトより)。
アバクロンビー&フィッチのページが更新されていました。商品が一覧で見られるよう改善されており、以前に比べ、ショッピングしやすい作りになったと思います。写真の使い方も、相変わらず美しいですね。
ついに海外旗艦店第一号となる、アバクロンビー・アンド・フィッチ ロンドン店がオープンしました。アバクロらしく、トップレスモデルが客を迎え、早速話題をさらっています。
「格好いい子(既存客)が、さらに格好いい子(新顧客)を呼ぶ」(最高執行責任者ジェフリーズ談)という、何というか、ものすごいベタで分かりやすい戦略方針のアバクロ。ブランドがターゲットとする「格好いい子は何もアメリカだけでなく、世界中にいる」ということで、今週ロンドンにいよいよ旗艦店がオープンします。アバクロンビー&フィッチ ナビ ― 知る人ぞ知るアバクロの実態とは ―
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