ヘッドスカーフを理由に不採用となった女性、アバクロに勝訴
 2008年3月、イスラム教徒の女性(写真右)がヘッドスカーフ(ヒジャーブ)の着用を理由にアバクロの姉妹店、abercrmbie(アバクロンビーキッズ)店を不採用となったケース※。その後、訴訟問題にまで発展したわけですが、この度ようやく決着がつきました。
 2011年7月、連邦陪審は訴訟を起こした女性に対し2万ドル(約157万円)の損害賠償を支払うことをアバクロンビー&フィッチ社に命じました。
 アバクロンビー&フィッチ社(以下A&F社)の弁護士は同社における多様性の大切さと、差別しない姿勢を主張。と同時に、同社における成功の鍵がその『ルックポリシー』にあることにも触れました。が、個人的には、アバクロの『ルックポリシー』自体が差別的かつ多様性を排除するものではないかと。そう考えると、最初からA&F社に勝ち目はなかったのかもしれません。
(2011年8月5日)

※詳細は同ページ下のコラム、『アバクロ、宗教を理由に差別したとして訴えられる』参照
ソース:2011年7月21日 www.tulsaworld.com "Jury awards $20,000 in Muslim woman's employment lawsuit"
写真:Tulsa World


アバクロ対リーバイスの裁判、復活
 アバクロにとって、厄介な問題が復活しました。リーバイストラウス社との裁判です。
 事の発端は2007年。リーバイストラウス社から『アバクロジーンズの尻ポケットに使用されているステッチ(写真右)は、我が社のトレードマークデザイン(写真左)を真似たものだ』と訴えられたのです。2009年に連邦地裁が出した判決は、アバクロ側の勝訴。
 しかし今週火曜日、米連邦控訴裁判所が『アバクロはリーバイストラウス社のトレードマークであるアーチ型パターンの価値を下げた』として、リーバイストラウス社に法廷で争うセカンドチャンスを与えたのです。
 ここでポイントになるのが2006年に成立した『連邦商標希釈化改正法(Trademark Dilution Revision Act)』なるもの。『商標の希釈化』という言葉を聞いたのは初めてですが、これは『著名な商標が、権利者以外に使用されてしまうことで、登録商標そのものの自他識別力が失われてしまい、商標の機能が弱まってしまうこと※』だそうです。そして、アバクロがやったことが正にこれに当たる、というわけです。
 二つのデザイン、似てると言えば似ている……違うと言えば違う……。しかし争点は『類似性』ではなく『商標の希釈化』。リーバイストラウス社はこのデザインを1873年から使用し、このデザインがブランドの収入源であると言っても過言ではないほど大切にしているのです。裁判の結果はまたニュースが出たら、お伝えしたいと思います。
(2011年2月10日)
※『商標ナビ』(www.shohyonavi.com)より引用させていただきました
ソース:2011年2月8日 www.ktvu.com "Court Allows Levi To Continue Pocket Design Trademark Claim Against Abercrombie"


アバクロと“紛らわしいほど似ている”ブランド、訴えられる
 今回は、アバクロンビー&フィッチ社(以下A&F社)側が訴訟を起こした、というニュースです。
 訴えられているのはSeena International。理由は、彼らの手掛けるTシャツとジーンズが、アバクロのものと“紛らわしいほど似ている”からだそう。Seenaの商品はDitch Plains(写真右)と言うブランド名で、J.C.PennyやR.A.G. Inc.等で販売されていますが、この二社に対しても、A&F社は告訴しました。
 問題となっているTシャツの一例は、デザインがほぼ同じで、アバクロンビーの文字がDitchに置き換えられただけ、といったもの。ジーンズは、主にポケットのデザインに関するものだそうです。尚、アバクロがSeena Internationalに対し訴訟を起こすのはこれが二度目。2009年にも同じ問題に対して訴訟を起こし、Seena側は止めると約束したのに……残念ながら、問題解決には至らなかったようです。訴えたり、訴えられたり。A&F社の法務は大忙しですね。
(2010年10月15日)
ソース:2010年10月14日 The Columbus Dispatch "Abercrombie & Fitch files suit over look-alike clothing"


髪型のせいでアバクロをクビになった男性、A&F社を訴える
 また人種差別が原因で、アバクロンビー&フィッチ社(以下A&F社)が訴えられることになりそうです。
 今回は、アバクロのエルカホン店(米国カリフォルニア州)に勤めていた、アフリカ系アメリカ人のストーリー。
 「別に髪を脱色したり、目茶苦茶なヘアスタイルをしたわけじゃない」と、Abdul Jabbar Gbajiamillaは言います。ただ、コーンロー(アフリカの伝統的な髪型で、髪の毛を頭皮にぴったりと、細く何本も三つ編みにすること)にしただけ、と。彼の上司にあたるマネジャーはその髪型を見て、「いい髪型、すっごくナイス」と言ったそう。
 その数日後、地域マネジャーが店を訪れ、Abdulの髪型について色々と質問を始めます。A&F社のポリシーによると、「髪は清潔、クラシック、自然であること」が条件。コーンローはそれに違反していないと、Abdulは髪型の変更を拒否。しかし結果、クビ。Abdulは、公民権専門の弁護士を雇い、連邦裁判所への告訴を準備することに。
 アフリカ系アメリカ人の髪の毛といえば、細かく縮れているのが特徴です。その髪型でアバクロンビー&フィッチ社の求める「清潔、クラシック、自然」なヘアスタイルをするには、選択肢が(他人種と比べ)狭まります。「アバクロはヨーロッパ的なルックスを好み、その枠から外れるものは極端だとされる。Abdulの働きに何ら問題はなかったのに、毛髪の質のせいでクビになった」と、弁護士のリサ・ホルダーはコメント。
 「人間は皆が皆、白人じゃないし、ラテン系でも、アジア系でも、黒人でもない。どの人種にも、それぞれ独自性がある。それは違いを認めて、称賛すべきもの。一つの枠にはめ標準化するなんて、本当にばかばかしい」と、Abdul。彼は、社のポリシーが更新されることを望んでいます。
 企業には、労働者を選ぶ自由があります。法は、性別、人種、民族を理由に差別することを禁じます。こんなの、A&F社から金を取りたいだけだろ? と言う人もいます。さあ、どうなるでしょうか。この件が裁判にかけられるのは、来年の予定です。
(2010年9月24日)


アバクロ、宗教を理由に差別したとして訴えられる
 2008年3月、イスラム教徒の女性がヘッドスカーフ(ヒジャーブ)を理由にアバクロの姉妹店、abercrmbie(アバクロンビーキッズ)店を不採用となったケース。この続報として昨日(2010年9月1日)、アバクロンビー&フィッチ社(以下A&F社)が連邦政府の市民権機関から正式に訴えられることになりました。訴訟は、宗教を理由に差別したとして、サンフランシスコ連邦地裁に起こされます。
 この事件は当時18歳だったイスラム教徒の女性が、カリフォルニア州ミルピタスにあるモールのabercrombie店の面接を受けたところから始まります。仕事内容は、商品の在庫管理。面接官だったストアマネジャーは彼女にイスラム教徒かと尋ね、面接用資料に『アバクロンビールックに反する(“not Abercrombie look”)』と記入したそう。そのとき彼女の頭には、カラフルなヘッドスカーフがまとわれていました。これは、アバクロ従業員のドレスコード(服装規定)に違反するそうです。
 面接に落ちた彼女は、「ヘッドスカーフのせいで自分が拒絶されるとは、今まで想像したこともなかった。彼ら(アバクロ)は働き者を失っただけでなく、客も失った」と機関を通じてコメントしています。
 アバクロの従業員差別問題は今に始まったことではありません。A&F社にとってはまた一つ、争うケースが増えたに過ぎません。これで彼らの姿勢が変わるとは思いませんが、多民族国家においてブランド側の言い分がどこまで通用するのか、正義の行方を見守りたいと思います。
(2010年9月2日)


アバクロの「ルックポリシー」が拒むもの
写真:Matt Dunham/Associated Press
 2009年6月の話題です。
 ロンドンのアバクロストアで働いていた22歳のイギリス人女学生(写真左)が、職場で差別を受けたとして雇用裁判所に申し立てました。3歳からつけている自身の義肢を隠すため、長袖の着用許可を得ていた彼女。しかし後日、アバクロンビーは彼女を同店の「ルックポリシー」に反するとし、商品倉庫への異動を命じたのです。
 「ルックポリシー」とは、アバクロンビー従業員のドレスコードのようなもの。同ブランドではストアスタッフに「イメージブックレト」なるガイドブックを渡しており、そこには「スタッフは皆、私たちのようですか」と書かれ、髪はどう、爪の長さはどうと、従業員のイメージを徹底的に管理すべく、さまざまなポリシーが記されているそうです。
 裁判所はアバクロンビー社に対し、彼女に1万5000ドル(約136万円)を支払うよう命じました。
 以下も同じく「ルックポリシー」により働くチャンスを与えてもらえなかった、イスラム教徒女性の話題です(2009年9月)。
 オクラホマ州タルサに住むイスラム教徒の女性(19)が、アバクロンビーから宗教差別を受けたと訴え、雇用均等委員会が同社を提訴しました。イスラム教徒である彼女がかぶっていたヘッドスカーフ(ヒジャーブ)を理由に、同ストア(アバクロンビーキッズ)が彼女を不採用としたためです。 彼女には小売店で働いた経験があるにもかかわらず、ストアマネジャーは彼女がアバクロンビーのイメージに合わない、彼女のヘッドスカーフは「ルックポリシー」に反すると言い放ったそう。
 アメリカは他民族国家であり、米国憲法修正第1項には、表現や宗教の自由が権利として保障されています。「ルックポリシー」はそれをも上回るパワーを持っているのでしょうか? 義肢をつけた自分、イスラム教徒の自分を、変えることはできません。


警官が過激な宣伝ポスターを没収、ストアマネジャーを告訴?
 2008年2月の話題です。
 上半身裸は当たり前、さらにその下(お尻の割れ目!)を露出したアバクロンビー&フィッチ社の宣伝写真が原因で、同ストアのマネジャーが告訴されそうになりました。結論から言うと、告訴は即取り下げられました。
 バージニア州バージニアビーチ市にあるLynnhaven Mall (ショッピングモール)では、同市の警官がアバクロストアからポスター2枚を没収するという事件が起きました。一枚は左の写真。もう一枚は、胸を自分の手で隠したトップレス女性のものだったという。これらのポスターは市の規則に違反するとし、ストアマネジャーは地裁出頭を命じられました。そもそも事の発端は客からの苦情だったとか。
 バージニアビーチ市では、青少年がアクセスできる商業において、わいせつ物は一切禁止されています。今回はその規則に触れるのではとのことでしたが、同市当局はこれを「完全に違反」するものではないとし、告訴を取り下げ。ポスターはアバクロストアに返却されました。
 告訴が即取り下げられた理由として、ポスターの違法性を法廷で証明することの難しさが挙げられます。法廷でこれら宣伝写真の違法性を証明するためには、それらが意図的なわいせつ物として制作され、芸術的価値が全くない、ということを明白にしなければなりません。確かに、それは難しいでしょうね。
 アバクロ社は本件を「バージニアビーチ市当局の信じ難い過剰反応」とし、他州からそのような苦情を受けたことはないと言っています。
 洋服を売っているのに、モデルから洋服を引き剥がすブランド、アバクロンビー&フィッチ。その広告がフルヌードを掲載する日も近い……??


白人は販売員、マイノリティは裏方という従業員差別問題
 一度でも、海外のアバクロンビー&フィッチで買い物をしたことがある人は既に体験済みだと思いますが、お店にはモデルばりの若い販売員が揃っています。そのほぼ全員が白人。これも、アバクロのブランド戦略の一つです(でした)。
 アバクロは、ブランドを代表する美男美女のモデル販売員を揃えることで、ブランドが持つ魅力を最大限に体現させます。そんな販売員らが最大限に求められるのは、販売能力や接客能力ではなく、ブランドに相応しい外見、ブランドを代表するルックスです。アメリカではこのやり方に対し、猛烈な批判が相次ぎました。
 「ブランドのイメージにあった美しい白人以外は採用しない、という経営陣の姿勢にも大きな問題はあるが、文化的にマイナス影響を与えながら利益を得る、という企業の姿勢自体に問題があるのでは」、というのが一部の意見です。その一方で、アバクロの(主にビジュアル)マーケティング戦略はサクセス・ストーリーとして語られることもあります。そのブランディングやアピール力は、評価に値すると。
 そもそも同ブランドには、二種類のパートタイム職があります。
 一つは上記に述べたように、店頭でモデルとして、前面で接客業に携わる販売員職。もう一つは、店内のプレゼンテーション(演出)に携わり、ブランドの基準を統一させるインパクトチーム。インパクトチームは、商品が途切れることなくお店に並ぶことをケアするのが主な仕事で、接客はしません。当然、彼らはモデルたちに比べ、人前に出る機会が少なくなります。このことからインパクトチームは、「外見や容姿が重視されるモデル販売員には不向きな人に対し、勤務機会を与えるためのポジションなのでは」と考える人もいるようです。どちらも大事な仕事ですが、前面に出るのが白人、マイノリティは裏方、というやり方にはやはり問題を感じます。

 この雇用差別問題は深刻で、白人ではないスタッフがブランドの見た目にそぐわないとして解雇され(もしくは採用されなかった)、そのことでA&F社は訴えられたこともあります。
 また、たとえマイノリティが採用されたとしても、やはり接客、販売に携わるのではなく、裏での活躍にまわされるケースが事実多いようです。そういったスタッフの多くは、アジア系アメリカ人、フィリピン人、メキシコ人、ラテン系アメリカ人であり、白人ではありません。
 具体的な訴訟ケースとして、『Gonzales対A&F社』が挙げられます。白人に、より望ましい仕事を与えることで、マイノリティ従業員を差別したとして、A&F社が提訴されたケースです。同社は、販売店では白人ばかりを雇い、マイノリティ従業員を粗末に扱い、広告から(人種的)多様性を排除したとして、激しく非難されました。
 A&F社を相手取った裁判、『Gonzalez対Abercrombie & Fitch社』の発端は、2003年6月、サンフランシスコ地裁に提訴された問題から始まりました。その内容は、A&F社が応募者や従業員(いずれも有色人種)に対して差別を行ったというもの。 A&F社はこのほかにも様々な団体から雇用差別、女性差別で訴えられており、
それらのケースが統合されて、最終的には一万人以上から成る集団訴訟へと発展しました。

 2005年12月、A&F社は膨大な和解金、4,000万ドル(約48億円)を支払うことに。 ちなみに、原告側が受け取る金額は、彼らが受けた被害の程度と、裁判遂行への貢献度に応じて、数百ドルから数千ドルの間で調整されています。和解金のほか、和解契約として、A&F社には新卒採用、人材雇用、仕事の割り当て、人材育成等において、様々な義務が課せられました。 例えば、Fraternit(男子学生の社交クラブ)やSorority(女子学生クラブ)もしくは特定の大学をターゲットにした採用行為の禁止。アバクロンビー&フィッチのマーケティング(宣伝)素材に、マイノリティを取り入れ人種的多様性を反映させること。採用権を持つすべての従業員に対し、雇用機会均等に関する研修を実施すること等々。
 これらの法令が順守されているかどうか、使命されたモニターが定期的にA&F社を審査し、報告を行っています。尚、この和解契約は少なくとも2009年までは有効だそうで、 その間にかかるモニター関連費や弁護士費はすべてA&F社の負担になります。この費用が1,000万ドルと予想されるため、この訴訟問題に関する同社の総負担額は5,000万ドル(約60億円)と見られています。
 現在同社のホームページには、「多様性とインクルージョンはわが社の成功の鍵です」といったメッセージが掲載されています。モデル(写真)には、白人以外を使うようにもなりました。その努力を認めて、今後の変化に期待したいですね。


『22』の使用をめぐって競合他社を告訴
 2003年8月23日の記事。A&F社が競合American Eagle Outfitters(以下AEO)を訴えました。
 その理由は、数字の『22』をAEOが同社の商品に使用したからだという。アバクロには商標権こそないものの、そのコモン・ロー上の権利はHollister Co.にあると主張。告訴の内容は、商標権の侵害、不当競争などなど。
 アバクロの主張によると、『22』という数字はHollister Co.のキャップやTシャツ、ジャケットに多用されており、コモン・ローを取得していると言う。また、同ブランドのマーケティング・コンセプトによると、架空上ではあるが、Hollister Co.が設立されたのは1922年。確かに、『22』をあしらったHollister Co.の商品は多いようです(写真右参照)。
 というわけで、同年5月、Hollister Co.関係者は、AEOに対し『22』を使用したキャップやTシャツを販売すると、それがHollister Co.の商品であると消費者に混乱をきたすとして、書面を提出。AEO側は、告訴には全く根拠がないとコメントしました。
 これに対し、連邦裁判所は、既に三度も同じようなケース(A&F社が、AEOに対し、アバクロの類似商品を作らせないようにするケース)で、A&F社に不利な判決を下しています。二社の争いは、今に始まったことではないのです。
 1998年にはアバクロの人気色、スタイル、マーケティング手法をAEOが真似たとして、アバクロがAEOを告訴。その際、裁判官は「多くの小売において一般的に行われていることに対し、保護を主張している」と述べました。アバクロンビーは、なんとかAEOを引き離そうと必死なようです。
 ちなみに、キャップやTシャツへの『22』の使用は、Bill Davis Racingという組織が既に登録済みだそう。はたしてアバクロンビーは同社に使用料を支払っているのでしょうか。
 逆に、アバクロが訴えられたという話もあります。2005年1月、アディダスが自社のトレードマークであるスリー・ストライプ・ロゴを、アバクロがそのクリスマス・カタログにおける最新ラインで使用したと、同社を訴えたのです。アメリカは訴訟大国。訴え、訴えられるのが人気者の常なのかもしれません。


マーガレット・ニコルのバッグとそっくり?
 ファッション業界ではよく聞く話ですが、アバクロに「デザインを盗まれた」というニュースもあります。
 2005年6月のNY Timesに掲載されました。人気ハンドバッグショップ、マーガレット・ニコルで販売するニットを利用したバッグ($130)と、どうみてもそっくりなデザインのバッグが、アバクロから$30で発売されたのです。
 自社ホームページへのアクセスが急増したのを不思議に思ったデザイナーのNicole Dreyfussさんが、ファッション・チャットルームの履歴を確認したところ発覚。そこには、Nicoleがデザインしたケーブルニットのバッグをとても気に入って購入を迷っている人のコメントと、それに対し「悩む必要ないよ。これと同じものをアバクロンビーでは$30で買えるよ」とのコメントが。確かに、アバクロ冬のラインナップに、そのバッグはあったのです。
 その後、Nicoleは特許法の教授でもある母のRochelle Dreyfussに相談。母親は、商品の写真をイリノイ工科大学にあるChicago-Kent法律専門学校の知的財産法プログラムのディレクターである友人に送った。彼はNicoleにすぐさまアバクロに停止命令の文書を送るよう助言。そして同社の弁護士は、二週間以内に財産を譲渡することに同意したという。
 無名デザイナーのデザインやアイデアを利用した模造品が出回るのは、特にここ最近日常茶飯事になりつつあるようです。それを主張してjも無駄、というのが一般的な中、主張した彼女は偉い。また、一般的には無視されがちなその主張に対し、応えたアバクロンビーには、少なからず誠意を感じないでもありません。ですが、パクりはパクり。残念。







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